弊社のビジネスプラン作りの取り組みをまとめたホームページが公開となりました。
(https://tayabusinessplan.com/)
10のステップをクリアすればビジネスプランが作れるサイトとなっています。(このサイトは、国際協力機構の草の根技術協力事業として採択された「技能実習生の帰国後就農・起業支援を通じた人材還流促進プロジェクト」の一環で制作されています。)サイトはインドネシア語ですが、ゲストユーザーでもすべての情報にアクセスできますので、インドネシア人材を受け入れている方は、ぜひ活用してみてください。
ビジネスプランは図1の通り10のステップで構成されています。
1~3のステップで、日本で得るお金と自分の夢、そして親族などが所有している機械や道具・土地などの資源を把握し、4のステップでビジネスプランを作成します。5のステップでは、同じ地域などですでに成功している同業種の方をスーパースターと位置付けて、その方の設備や販売方法などを自分と比べて、成功のカギを分析し真似られるところは真似ていきます。6~8のステップでは、自分のビジネスのリスク軽減や効率よい投資の仕方を検討します。9のステップでは、日本の同業種の方をスーパースターと位置付けて、その方の栽培方法や販売法、設備投資などを学びます。10のステップでは、これまでのすべてのステップで記入したフォームを再検討し、まとめることでビジネスプランが完成します。
前述のホームページサイト内で、これらのステップのより詳細な解説がインドネシア語で書かれていますので、雇い主の方や同僚の方が直接指導する必要はありません。どのようなビジネスを考えているのか、などを仕事や休憩の合間に聞いてあげてください。ビジネスプラン作りのモティベーションにつながります。また9のステップの日本の同業種の方は、実習生ひとりではアクセスできない場合も多いです。お知り合いの方や農協などのネットワークで、そのような方が居たら教えてあげてください。
帰国後の夢やプランが具体化すれば、時間やお金の浪費も減り、毎日の仕事も意欲を持って取り組んでくれます。また、帰国後に事業で成功するような事例が増えてくれば、それを見た別の優秀な人材が日本に行きたいと思うようにもなります。出稼ぎを目的に来日する実習生が多いというのが実情ですが、その出稼ぎの場が、ただ単にお金を儲ける場だけでなく、自分の将来を決める学び場になることを私たちは望みます。帰国した後で、彼ら彼女らがインドネシアで新たなスーパースターとして活躍できる手助けをしたいと考えています。