経済成長著しいインドネシアでは、生活環境が驚くほど変化しています。いろんなサービスや売買がスマートフォンでのオンライン申請や電子決済になり、日本以上に便利になっていることも多いです。ですが、生活の中での家電普及は、それほどではありません。テレビや冷蔵庫の普及は著しいですが、洗濯機はようやく個々の家庭に入り始めたばかりです。それもまだ二層式のものが多いです。そのため、来日するインドネシア実習生たちは、家電の使い方に慣れていません。特に日本では必需品となっている「電子レンジ」「掃除機」「洗濯機」「電気ストーブ&石油ストー」などは、説明なしでは正しく使うのが難しいかもしれません(※電気ストーブと石油ストーブについては、別のページでやや詳しく説明します)。
注意が必要な家電1:電子レンジ
ただ単に表示されている日本語が解らないのではなく、そもそもその家電の使い道がよくわかっていない場合も多いです。そのため先輩実習生のいる生活環境でも、用意した家電がきちんと正しく使われていないケースもあります。
電子レンジは、一般家庭でも普及されていないため、特に注意してください。電子レンジ非対応のグラスで温めたり、金属の鍋で温めたりなどの事故が想定されます。インドネシア語で電子レンジの使い方や注意点についてまとめてあるYoutubeもありますので、参考にしてください。
Youtube 電子レンジの使い方説明(インドネシア語)
注意が必要な家電2:掃除機
掃除機は文化的な違いもあります。インドネシアは熱帯地域で、家も暑さや湿気をしのぐための対策で、通気性を大事にしている作りになっています。そのため、砂埃も多く、基本は水ぶきで掃除をします。そのため、水ぶきに適したタイルを床材として使うケースも多いです。こういう環境では、掃除機を使うことは少なく、来日した実習生も掃除機を使い慣れていません。そのため掃除も水ぶきが多くなったりします。水ぶきの適さない木材の床の場合、痛みが早くなる場合もあります。掃除機の使い方を説明し、その部屋に適した掃除の仕方を教えてあげてください。
洗濯機の使い方説明(インドネシア語)
洗濯機は普及しつつありますが、まだまだ使い方がわからないという実習生も多いです。洗濯機の使い方も動画がありますので、参考にしてください。
→洗濯機の使い方(動画、インドネシア語)