私は現在インドネシア西ジャワ州の国立タンジュンサリ農業高校に配属されています。
この記事では、生徒たちが日々励んでいる課外活動について紹介します。
タンジュンサリ農業高校の課外活動
日本の高校生がそうであるように、インドネシアのタンジュンサリ農業高校の生徒は熱心にさまざまな課外活動に取り組んでいます。
生徒会は学校の創立記念イベントなどの取りまとめ、パスキブラカ(国旗掲揚隊)や鼓笛隊、合唱クラブは毎週月曜日の朝礼や建国記念日などで活躍しています。イスラム教クラブではイスラム教の学びを深め、イベントの開会式でのお祈りの読み上げを担当します。伝統舞踊や伝統音楽のクラブも盛んに活動し、学校のイベントで活躍しています。
多様なスポーツクラブが活動を行っており、特にバレーボールやサッカーが人気です。
授業に関連したクラブ活動も多く存在し、その中でも英語クラブはスピーチコンテストでなどで盛んに活動しています。
日本語クラブ
私は協力隊活動の一環として日本語クラブに参加し、生徒たちに日本語を教えたえり、日本文化を体験してもらったりしています。書道体験では、まず基本の『とめ、はね、はらい』を説明し、簡単な漢字や生徒それぞれの名前を書きました。また、お正月文化を紹介した際には、「福笑い」を体験してもらい、『右、左、上、下』『目、鼻、口、耳』などの日本語を使いながら、大いに盛り上がりました。日本語クラブにはアニメや音楽などのサブカルチャーをきっかけに日本を好きになった生徒が多くいて、アニメのセリフを話したり、J―POPのフレーズを口ずさむ生徒もいます。彼らはインターネットを通じて最新の情報に触れているので、私以上に日本に詳しいこともあり、オススメのアニメや音楽を教えてもらうこともあります。
ボーイスカウトは世界一
日本にはない特徴として、ボーイスカウトへの参加が義務付けられています。インドネシアはボーイスカウトに参加する人の数が世界一多く、規律心を教育する目的で学校教育に取り入れられています。定められた日にインドネシアのボーイスカウト共通の制服を着て登校したり、校庭でキャンプをしたりしています。
(参考:ボーイスカウト日本連盟)